大相撲名古屋場所

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今年の名古屋場所は見ていてハラハラドキドキしますね。
白鵬稀勢の里が初黒星を上げてしまう中、一人だけ白星を上げ続けている逸ノ城だけとなりこれからの名古屋場所は面白くなってきました。

白鵬は33連勝が止まってしまいました。昨年秋場所嘉風戦以来、11個目の金星配給。支度部屋で敗因を問われ「何もないね。これが相撲」と淡々と語った。春場所初日の宝富士戦に敗れた翌日から始まった連勝は「33」まで伸びていたが、くしくも同じ宝富士で止まった。「ねー」と複雑な表情を浮かべた。

 左から張って右かち上げ。本人が思った以上に相手は後退しなかったことに、珍しく慌ててしまったかのようだ。体が離れて一瞬見合い、右を差して出る。まわしを引けていないのが致命傷となった。左小手投げに体がついていかず、両足がそろってあっけなく崩れ落ちた

4日目までの相撲は非の打ちどころがなかっただけに、ここから大崩れするとは考えにくい。38度目の優勝、そして史上3人目の1千勝を今場所で達成したい思いに変化はない。経験豊富な第一人者は「がっくりはしてませんよ」と笑みを見せ、帰路に就いた。

そして稀勢の里は叩き落とされた土俵下で天井が目に入った。今場所初めて見る光景。稀勢の里は、差しにいった左を払われ突き放された。前みつを取り再び左を差しにいった瞬間に突き落としを食らい、回転するように土俵下に落下。「切り替えてまた明日頑張ります」。痛恨の1敗に唇をかみしめた。

 油断はなかった。栃煌山は過去22勝13敗と合口のいい相手。この日の朝稽古では「自分の相撲を取ることが大事。何があるか分からない」と気を引き締めていた。過去3度の綱取り場所では、取組のなかった先場所を除いて2場所で2敗。初挑戦の13年名古屋場所で3日目に初黒星を喫したのも同じ相手だった。大事な場所で敗れたことを自覚し「いい相撲は参考にして。悪い相撲は反省する」と話していたが、悪い方が出てしまったようだ。

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!