五輪の追加競技・・・どうなるの? 「スポーツクライミング編」

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今日は五輪新種目「スポーツクライミング」をお伝えします。
結構、健康管理やエクササイズでこのスポーツクライミング(ボルタリング)をやられてる方はいるのでは無いでしょうか?スポーツクライミングは競技として複数種類の種目が有ります。

【リード競技】
命綱を着けて何か所かある点にクイックドローという器具が取り付けられていてそこにロープをかけながら登って行きます。ルートが左右有りますが両方とも同じようなルートで基本的にはどちらから登っても一緒です。事前にルートは決めなくてはいけない。選手は開始の6分間だけ観察しルートを決める。(各選手は他の選手の登りや情報を得る事を遮断させるため、アイソレーション・ゾーンに隔離されます)

競技は高さ12m以上、幅3m以上のクライミングウォールにある「ホールド」を掴んだり、足を運ばせて登っていきます。その到達する高度を競う事が目的です。チームの選手2名が事前に選んだルートに登って行きます。スタートのホールドから任意に設定されたホールドを利用して、終了点のホールドまで落ちずに登り、終了点のカラビナ等にロープをかければ最高の「完登」となります。
試技は1度だけで、制限時間(予選6分、決勝7分)内にチームの2名の選手が、それぞれどのホールドまで登れたかで選手の到達高度が計測されます。途中で落下したり、違反行為があれば、その到達高度で終了となります。
それぞれの選手の到達高度からまず個人順位を算出し、その個人順位の合計の少ないチームが上位となります。

【ボルタリング競技】
ボルダリング競技は、高さ5m、幅6m位の比較的低いクライミングウォール2基(1基につき2面の壁があります)に取り付けたホールドで構成されるプロブレム(課題)で行います。
リード競技とは異なりロープを使わないので、安全確保のため落下しても怪我をしないように下にマットを敷いて競技を行います。リード競技は登る距離が長い分、持久力が重視されるのに対し、ボルダリング競技は、登る距離が短い分、ルートもスタートから難易度が高く、瞬発力とテクニックが重視されます。

スタートのホールドから任意に設定されたホールドを利用して、終了点のホールドを両手で保持することができれば最高の「完登」となります。もし完登できなくても、途中に設定してあるボーナスポイントのホールドを保持することによってボーナスポイントを得ることができます。

ボルダリング競技では、試技のことをアテンプトといい、リード競技とは異なり、制限時間(6分間)内であれば、途中で落ちても何度でも最初からアテンプトをし直すことができます。アテンプト数(登った回数)は審判員がカウントし、同じ到達高度で成績が並んだ場合には、アテンプト数が多いほど順位は下がっていきます。リード競技とは異なり、選手同士であれば登り方のアドバイスも可能です。2名の選手が6分間の制限時間をいかにうまく使って左右の面をそれぞれ攻略するかがカギを握ります。
1基目の競技が終わると6分間の休憩時間が与えられ、チームの選手2名は次の2基目の競技を見ないようにして休憩します。
休憩時間が終わるとすぐに次の2基目の左右の2面を同様に6分間で登り、2基目の競技が終了するとそのチームの競技終了となります。チームの選手2名は、それぞれ4つのプロブレムを登ることになり、その競技結果をもとに算出された2名の個人得点を合わせたチームの総合得点で順位を競います。

あとは【スピードクライミング競技】もありますが日本人に馴染は無く日本の国体でも行われない為に、この上記の2種類が競技となりそうです。一応説明しますと15mの壁を素早く登り、速さを競い合います。

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!