錦織圭選手 全仏OP2回戦へ

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昨日、パリで行われた全仏OP。錦織選手はモーネ・ボレリ選手を6−1、7−5、6−3でストレート勝ちで2回戦へと進出。このボレリ選手との試合は途中雨天で試合が中止された。「初戦から2日がかりの長い試合で、昨日は(体調面など)リカバリーが難しかった。今日は風があって難しかったけど早めに終わることができて良かった。(2回戦の相手は)最近、調子が上がっている若い選手。次も頑張りたい」と語る。錦織は次戦のアンドレイ・クズネツォフ選手との試合に備えている。

昨年の自己最高のベスト8以上の成績を目指す。4月からヨーロッパで行われているクレーシーズンでも錦織は選手は結果を残し、バルセロナ大会では準優勝まで結果を残した。グランドスラムに次ぐグレードのマスターズ1000マドリード大会では3年連続のベスト4、ローマ大会では初のベスト4を記録して、昨年以上に安定した姿勢を見せつける。マドリードとローマの準決勝では、共にノバク・ジョコビッチ選手に敗れたが、特にローマでは総獲得ポイントでは錦織111点、ジョコビッチ112点、まさに僅差で錦織選手は敗れたました。マイケル・チャンコーチは、錦織にとって価値ある負けだと評している。

「ここ最近負けた試合では、数ポイントの差だった。(ジョコビッチに)より近づいている。フィジカルも調整してきた中で、今はより強くなってきている」

キャリアベストといえるクレーシーズンを過ごしてきた錦織は、その好調を全仏に繋げる。

「それはもちろんあると思います。例年以上にクレーで出来が良かった。ローマでも結果といいテニスができたのは自信になったので、自然といい形でここ(全仏)に入ることができました。ちょっと体力面で心配な部分がローマでもありましたけど、大丈夫そうなので、このグランドスラムでしっかり戦い抜けることを目標にやりたいですね」
と語り、グランドスラム初制覇を目指す錦織選手が、今回の全仏でどのようにピークを持っていくのかを注目したい。