救世主になれるか

敗戦濃厚だったヤクルトを救ったのは、わずか年俸360万円の新外国人。
5月27日の日本ハム戦。1点ビハインドの9回2死二塁で打席に入ったのは、加入してまだ2試合目のミッチ・デニング外野手。1ボールからの2球目、増井の高めへの直球を右前へ運ぶ同点適時打をマーク。引き分けに持ち込む活躍を見せた助っ人は「最後の最後でチームを救う活躍ができて満足している。特別な1日になった」と興奮を隠さなかったそうです。
デニングはオーストラリア・ニューサウスウェールズ州出身。日本にやってきたのは、13年6月。オーストラリア・リーグシドニーから、独立リーグのルートインBCリーグ新潟に加入。ヤクルトと今シーズン終了までの契約を結んだのは5月25日。会見では「長い間待ち望んでいたNPBでのプレーの機会を頂いて、うれしい。このような日が訪れて感謝しています」と喜びを語りました。
打撃での評価は高いものを得ていますが、守備と走塁に関してはまだまだ合格点には届いていないようです。課題はまだまだあるようですが、本人はNPBでのプレーを熱望しており、それが叶ったことで、「BCのときと違って、神宮は声援が大きくて、打席に向かっていく途中に『やってやろう』という気持ちになるんだ」とコメント。
外国人選手といえば、かなりお金がかかるというのがイメージですが、こんな選手もいるんですね。愛着がわきます。普通のサラリーマンと対して変わらない年棒で頑張るデニング選手の活躍、期待しています!