男子ゴルフ 11位松山

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男子ゴルフの今季メジャー初戦「マスターズ」最終日(2017年4月9日、ジョージア州オーガスタナショナルGC=7435ヤード、パー72)首位に10打差の28位から出た世界ランク4位の松山英樹(25)=LEXUS=は7バーディー、2ボギーのこの日ベストスコアとなる67で回り、通算1アンダーの11位に入った。悲願の初制覇と15年大会の5位と16年大会の7位に続く日本勢史上初の3大会連続トップ10入りはならなかったが存在感は示した。69で回り、通算9アンダーで並んだ世界ランク11位のセルヒオ・ガルシア(37)=スペイン=がプレーオフ1ホール目をバーディーでものにして優勝。メジャー大会初の頂点に立った。リオデジャネイロ五輪金メダリストで、世界ランク14位のジャスティン・ローズ(36)=英国=は69で回り、プレーオフに挑んだが、ボギーをたたいて2位に終わった。

 10打差の“優勝圏外”からでも歯を食いしばって戦った。松山は5打伸ばし、ベストスコア67をマーク。トップ10にあと一歩に迫る11位と順位を上げて大会を締めた。

 「(前日よりも)ティーショットが安定していて、アイアンもチャンスにつけられていた」

 4つのロングホールすべてでバーディー奪取。初日からダブルボギー、ダブルボギー、ボギーと“鬼門”だった中盤の7番(パー4)は残り121ヤードからの第2打をピン2メートルにピタリ。バーディーを奪うなど「少し良かった」とショットはまずまずの評価を下した。

 「グリーンにタッチが合わせられなかった。応急処置をできるレベルではない」と肩を落とすのはパッティング。この日も3番(パー4)のバーディーチャンスや13番、15番のイーグルチャンスをものにできなかった。「(パットは)しっかりくることはなかった。初日と最終日にグリーンの状態も違うし、それがオーガスタだと思う。対応できるようにしていきたい」と前を向いた。

 4大会連続6度目のオーガスタで、手応えもつかんだ。「これだけ3日目の後半と今日でいいショットが打てたので、そこは自信を持てる。パッティングのレベルを上げていきたい」。目指すのは、ツアー外競技も含めて個人戦では9戦5勝と快進撃を演じた昨年末の頃のパッティング力だ。「去年の年末くらいのパッティングができれば絶対勝てるという自信はあるのでそういう状態が来年のここで来るように練習したい」と話した。

 今大会は日本勢過去最高の世界ランク4位として挑み、優勝への期待が重くのしかかった。「期待されているのであれば(応援に)応えられなくてすみませんって感じですね」と松山。この悔しさを今後の糧にする。

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