ゴルフ松山選手 世界最強のと賞賛

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 男子ゴルフで世界ランク5位の松山英樹(24)=LEXUS=は昨年10月以降、個人戦9戦5勝と驚異的な強さで世界を驚かせている。米メディアからは「全盛期のウッズ並みの強さ」と評され、今季6戦目で獲得賞金は自身の年間最高額を更新。13年4月のプロ転向後、プレーオフ(PO)5戦5勝の勝負強さの裏側にプロゴルファーの羽川豊氏(59)=セントラルスポーツ=、東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(54)の証言を元に迫った。また14、15年大会で現地に訪れた高木恵記者が当時からの成長ぶりを「感じた」。

 松山は、昨秋から“世界最強ゴルファー”の称号を得ている。10月以降の個人戦は9戦5勝。12月のヒーロー・ワールドチャレンジで優勝した際、大会ホストのタイガー・ウッズ(米国)から「来年以降長い間、倒さなければいけないトップ選手の一人になる」と絶賛された通りの活躍だ。

 1982年のマスターズで15位となるなど「世界のレフティー」と呼ばれた羽川氏は「シンプソンのパットはプレーオフではショート気味だった。昨秋以降、松山君はアプローチとパットが向上して着実にパーを拾えるようになった。それが相当、重圧をかけていた」と分析。

 自己最多4打差を逆転した最終日はスコアを伸ばすための条件となるティーショットの飛距離と精度が光った。平均飛距離は全体4位の328・7ヤードでフェアウェーキープ率は1位の85・7%。「最終日のバックナインで競ってくると普通は打ち急ぐが、土壇場でもゆったりとためのあるスイングで対応できていた。追う展開でパー5ではしっかりとフェアウェーに運んで伸ばした」と羽川氏は精神面の成長に目を見張った。

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