日馬富士の連敗・・・

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大相撲初場所3日目(10日、両国国技館、観衆=1万816)横綱日馬富士(32)は、平幕松鳳山(32)に寄り切られて2日連続の金星配給で2敗目を喫した。松鳳山は3個目の金星を獲得。白鵬(31)は平幕御嶽海(24)を寄り切り、鶴竜も勝って両横綱はともに3連勝とした。大関稀勢の里(30)も平幕荒鷲(30)を寄り切って3連勝。

 土俵下へ、尻から落ちた。控えにいた白鵬へ重ね餅になるように倒れ込んだ日馬富士が、力なく立ち上がる。顔をゆがめ、小さく首を振る姿が小さくみえた。

 前日の平幕御嶽海の黒星に続き、この日は松鳳山に寄り切られ、連日の金星配給。横綱在位26場所で31個目は歴代ワースト8位タイ記録(歴代最多は北の湖の53個)。しかも序盤3日間での2連敗は横綱になって初めての経験だ。立ち合いからの突き合いであっさりもろ差しを許し、左から雑な小手投げで懐へ呼び込んでしまった。支度部屋に戻った横綱の口は重い。

 「負けは負け。仕方ない…」

 今場所の幕内平均体重は161・5キロ。137キロの体で綱を張る日馬富士は両肘、両足首に慢性痛を抱え、常に故障との闘いでもある。だが、この日、観戦に訪れた横綱審議委員会(横審)の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は極めて厳しい言葉を口にした。「(このような相撲を続けると)もう引退だよ。先がない、といわざるを得ない」。

 同委員長は今場所を最後に2年の委員長任期を終えるが、心配ごとが増えてしまった。横審の内規では「激励」「注意」「引退」の勧告をなすとし、そのなかの条項に「横綱として非常に不成績であり、その位に堪えないと認めた場合」とある。今後の結果次第では場所後の横審で「引退」の勧告が議論の対象になる可能性もある。

 金星を配給すると、十両以上の関取に場所ごとに支払われる持ち給金といわれる「褒賞金」が加算されて1場所ごとに4万円が支給され、日本相撲協会の財政も影響する。ため息を10度以上も吐いた横綱から、新春のはなやぎが消えた。 (奥村展也)

八角理事長(元横綱北勝海)「松鳳山は胸を合わせないようにうまく中に入ったのが良かった。日馬富士は焦ってつかまえにいってしまった。前日に安易な投げから負けて、悪い流れになっている。白鵬は踏み込みが厳しく、隙がない」

横綱審議委員会

 昭和25年5月に設置。昇進問題など横綱に関する諸案件について日本相撲協会の諮問に答申する。委員の定員は15人以内で各界の有識者で構成される。任期は1期2年で、最大5期10年まで。33年1月に、横綱推薦の原則を大関の2場所連続優勝とするなどの内規を定めた。

調子もあると思いますが、横綱としての活躍を再度見せて欲しいです。

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