東京五輪のメダル目標数

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 リオ五輪日本選手団は、史上最多41個のメダルを獲得し、入賞総数でも過去最高の88を記録した。柔道、競泳、体操、レスリング、シンクロといった得意種目で実力を発揮したことと、長期的な強化を図ってきたバドミントンや卓球などの取り組みが実を結んだ。苦手の陸上でも手応えがあった。

 レスリング女子で金メダルを獲得した若手3選手は登坂絵莉の22歳が最年長と若い。柔道も21歳のベイカー茉秋が男子90キロ級を制した。体操も白井健三が20歳になったばかり。陸上男子400メートルリレー銀メダルメンバーも、桐生祥秀が20歳、ケンブリッジ飛鳥が23歳だ。

 しかし、24日の帰国会見で橋本聖子団長(51)が4年後の東京五輪で、実施全33競技でのメダルと倍増の計82個のメダル獲得を「最低限」とする目標を掲げたが、達成するのは容易ではない。リオでメダル順位3位の中国でさえ総数は70個だった。

 「東京」だけを目指した重点強化だけでは長い目で見ると反動がくる危険性がある。絵にかいた餅のような高すぎる目標では、効率的な強化にはなりえない。「東京」が日本のスポーツ界の長期的な発展につながるような育成、普及を期待したい。

 甘言を並べたり大風呂敷を広げるのは簡単。大会費用も立候補段階から1ケタ上がって2兆−3兆円に跳ね上がっている。「本当かな」と思わせる発言では白けてしまう。もちろん82個のメダルを本当に獲得できるならいうことはない。

目標を高く見積もるのは良いのだけど、もし目標数よりも散々な結果だったらと想像すると怖いものがある・・・。しかし、この数を設定したという事はなにか根拠があると思うので期待して東京五輪を期待して行きましょう!!

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!