吉田選手の『次』

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女子レスリング53kg級・吉田沙保里は、2020年東京五輪を目指すのか。
五輪4連覇を逃した日の翌朝、「次を目指したい気持ちはあるけれど」と一夜明け会見で発言したこともあって、その去就に注目が集まっている。吉田が東京五輪を目指すのは、現実的なことなのか。

多くの五輪メダリストは、五輪の翌年は休養にあてることが多い。今回、五輪4連覇を果たした伊調馨も、北京五輪の翌年は、一年間、試合に参加しなかった。ところが吉田は、今回の五輪まで、世界一を争う大会に一度も休まず参加し続けてきた。そして世界連覇を続けた末に2012年には国民栄誉賞を受賞、その後も連覇の記録を伸ばし続け、昨年の世界選手権までで五輪と世界選手権合わせて世界16連覇を達成した。

 もし、東京五輪を目指す場合、新たなモチベーションが必要だろう。ぜいたくだと言われるかもしれないが、それは「地元開催で大勢から応援される」だけでは足りないのではないか。

 いずれにせよ、吉田の去就は吉田自身が決めることだ。周囲から様々な発言が出てこようが、彼女の心身の状態は、本人しか把握できない。7月末に負傷した股関節の痛みも、まだ完全にはひいていないと聞く。リオ五輪の本番直前には思うところもあったらしく、あいまいに「今回が最後の試合になるかもしれない」と周囲ににおわせていた。

 五輪4連覇ができなかったことで、思い描いていた未来とは違う状況になってしまったのかもしれない。しかし今回くらいは、体を労わりながら、ゆっくりと進退を考えてもよいのではないか。

 2004年アテネ五輪から12年もの間、金メダリスト代表のひとりをつとめてきた吉田には、「コーチをしながら考えればいい」という栄氏の言葉どおり、落ち着いて考える時間を持ってほしい。

吉田選手のモチベーションからすると本当に悔しい結果なんだろうなって察します。確かに頑張ったと思うし、銀メダルでも・・・って思うけど、本人が納得はいかないのだろうな・・・。本当は次も頑張ってほしいけど、吉田選手の決断次第ですね。

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!