リオ五輪 ブラジルの同点劇

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リオデジャネイロ・オリンピックの4日に行われた、グループAでの開催国であるブラジル代表と南アフリカ代表が対戦した。

6月に開催されたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016への出場を見送り、オーバーエイジ選手枠でFWネイマールバルセロナ)を招集したブラジル。同国史上初の金メダル獲得を目指す“本気度”を示し、準備を進めてきた。大会初戦の先発メンバーにはネイマールのほか、オーバーエイジ選出のMFレナト・アウグスト(北京国安)やDFマルキーニョスパリ・サンジェルマン)、FWガブリエウ・バルボーザ(サントス)、FWガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・C加入決定)らが名を連ねた。

開始3分、ブラジルはハーフウェーライン付近でボールを奪われてカウンターを許し、最終ラインの背後へスルーパスを通されてピンチを迎えたが、GKウェヴェルトンが飛び出してシュートを阻んだ。

ブラジルは16分、最終ラインの背後へ浮き球を通したが、ジェズスには通らず。28分にはネイマールペナルティーエリア左手前でボールを持ち、ドリブルから強烈なミドルシュート。枠を捉えたが、相手GKの好守に阻まれてゴールネットを揺らすことができなかった。

30分以降は互いに積極的に攻撃を仕掛け合い、34分には南アフリカキーガン・ドリーが強烈な左足シュートでゴールを脅かしたものの、わずかに枠の右へ。ブラジルも36分、左サイドからのクロスをクリアされたところにフェリペ・アンデルソンが反応してダイレクトでシュートを放ったが、わずかに枠を逸れた。さらに、ネイマールペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを放った場面では、相手GKの好セーブが得点を阻んだ。

両チームとも均衡を破ることができず、0−0で前半が終了。後半開始早々の48分、南アフリカのドリーが左サイド深くからシュートを放ったが、枠の右へ。いきなりチャンスを作り出してみせた。

しかし59分、南アフリカはモティーバ・ムヴァーロが2枚目のイエローカードを受けて退場に。残り30分強の時点で、ブラジルが数的優位に立った。

ブラジルは10人になった相手に攻勢をかけ、68分にはルアンがペナルティーエリア左側から右足アウトサイドでスルーパスを通す。ファーサイドで反応したジェズスが無人のゴールへシュートを放ったが、ボールは右ポストを直撃。決定機を活かすことができなかった。

ブラジルはラフィーニャやウィリアムを投入して打開を図り、ゴールを目指したが、終盤は焦りも見せて均衡を破るには至らない。結局、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。試合は0−0で終了。ブラジルは10人の南アフリカを攻略できず、スコアレスドローで勝ち点1を得るにとどまった。

ブラジルは次節、7日にイラクと対戦。南アフリカは同日、デンマークと対戦する。

ん〜、ブラジルが同点か・・・。今回は運に見放された感はあるけど今後がどうなるか見ものです。