本命キラー

本命キラーと呼ばれた競走馬ライスシャワーが命を落としてからちょうど20年が経つそうです。
ライスシャワーは1992年の菊花賞で3冠を狙っていたミホノブルボンをゴールおよそ400メートル前からとらえ、1馬身あまりの差をつけてゴール。自身初のGIタイトルを手にしました。
その後も1993年4月の天皇賞・春では3連覇確実と思われたメジロマックイーンを競り落として1着ゴール。
ただ、全力を出し切ったライスシャワーはこの勝利の後、燃え尽きたかのようにスランプに。1993年9月から1995年3月までの1年半で9連敗。
2年ぶりに挑んだ天皇賞・春では、4番人気と低評価を受けたが、そんな評価に反発するように快走し、先頭でゴール。復活したかのように思われました。
しかし、続いて出走した宝塚記念で故障。怪我の程度が重く、そのまま安楽死の処分がとられました。GIレース3勝をいずれも京都競馬場で挙げたライスシャワーは最期も京都競馬場で迎えたのでした。
馬にとって、怪我って本当に命に係わることのなんですよね。安楽死っていう方法が最善なのかもしれませんが、馬にとってはどっちの方がいいのかと、疑問に思ってしまいます。一生懸命走っていたライスシャワーの姿、一度でいいから見てみたかったな。