世界卓球 張本選手快挙

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ドイツで開かれている卓球の世界選手権は、大会4日目を迎え、男子シングルスの2回戦では、日本の13歳、張本智和選手がエースの水谷隼選手との日本勢対決に勝って3回戦に進みました。
ドイツで開かれている卓球の世界選手権は、大会4日目の1日、男子シングルスの2回戦が行われ史上最年少で日本代表に選ばれた13歳の張本選手とエースの水谷選手との直接対決に臨みました。

張本選手は、初めて対戦する水谷選手を相手に持ち味の攻撃的な卓球を見せ、序盤から勢いに乗り、3ゲームを連取しました。このあとの第4ゲームは、水谷選手に7連続ポイントを奪われるなどして失いましたが、続く、5ゲーム目は着実にポイントを重ね、ゲームカウント4対1で勝ちました。
張本智和選手とは
張本智和選手は、仙台市出身の13歳で、3年後の東京オリンピックでの活躍が期待される卓球男子のホープです。

中国出身で元選手だった両親がコーチを務める仙台市の卓球場を拠点に、2歳から競技を始め、小学生以下の全日本選手権では、男子で史上初となる1年生から6年生まで6連覇を達成して注目を集めました。

去年、中学への進学を機に上京し、日本オリンピック委員会が設けた「エリートアカデミー」に所属してからは、鋭いドライブショットを中心とした攻撃的なスタイルに磨きがかかり、12月には世界ジュニア選手権の男子シングルスで大会最年少優勝を果たしました。

ことし1月に行われた全日本選手権の男子シングルスでは4回戦で敗れましたが、国際大会での実績と18歳以下の世界ランキングで1位といった将来性を見込まれ、今回の世界選手権の代表に史上最年少で選ばれました。
張本「人生でいちばんうれしい」
日本のエース、水谷隼選手に勝った13歳の張本智和選手は「水谷選手はずっと憧れていた選手で、いつかは絶対に超えたいと思っていたので、世界選手権という舞台で勝つことができて、今までの人生でいちばんうれしいです。自分が目標としているオリンピックの金メダルに大きく近づいたと思う」と笑顔で話していました。

勝因については、「1ゲーム目をとらないと絶対に勝てないと思っていたので、出だしからいつも以上に気合いを入れた。サーブとレシーブがよく、緊張せずに思い切ってプレーができた」と話していました。

そのうえで3回戦に向けて、「初心に戻って、きょうの試合のように最初から最後まで攻めて自分らしい思い切ったプレーをしたい」と意気込んでいました。
水谷「想像以上に技のレベル高かった」
13歳の張本智和選手に敗れた日本のエース、水谷隼選手は「初めての対戦だったが、想像以上に技のレベルが高かった。張本選手が純粋に強く、完敗です」と淡々とした表情で話していました。

そして「試合前にこういうプレーをしようと思っていたが、ことごとく対応されて、だんだん自分がやることがなくなってしまった。自分が得意とするサーブレシーブで先手をとれなかったのがいちばんの敗因だと思う」と試合を振り返りました。

そのうえで、「きょうの負けを反省して、張本選手のためにももっともっと成長していきたい。張本選手にはぼくの分まで頑張ってほしいし、メダルを獲得してほしい」と話していました。
日本勢の結果
男子シングルスで日本勢は、丹羽孝希選手がシンガポールの選手に4対3で勝ち、3回戦に進みました。村松雄斗選手も勝って3回戦に進んでいます。

一方、女子シングルスでは、ことし4月のアジア選手権で強豪の中国勢を次々と破って優勝した17歳の平野美宇選手が、3回戦で台湾の選手に勝って4回戦に進んだほか、石川佳純選手や伊藤美誠選手、それに加藤美優選手も4回戦に進みました。佐藤瞳選手は3回戦で敗退しました。

また、ミックスダブルスは準々決勝が始まり、前回準優勝の吉村真晴選手と石川佳純選手のペアは、韓国のペアに勝ち、準決勝に進みました。3位決定戦は行われないため、今大会で日本勢初のメダル獲得が確定しました。
田添健汰選手と前田美優選手のペアは、香港のペアに敗れました。

大先輩を破る若者が増えていますね!国内のその競技に対する質が向上している事だと思います。ミックスも準優勝進出です!

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!