ゴルフ会場の女性問題

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2020年東京五輪ゴルフ会場の霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)が定款の細則で女性正会員を認めていなかった問題で、政府がまとめた選定過程の調査結果報告書の全容が24日、分かった。五輪開催が決まった13年9月以前に会場選びをしていた招致委員会(当時)から定款改正の必要性を指摘された同倶楽部は対応する旨の回答したが、やり取りに認識の違いがあり先送りされた。報告書は「情報交換を継続して、すみやかに改正すれば問題は回避できた」と指摘した。

 政府は同倶楽部が国際オリンピック委員会(IOC)や国際ゴルフ連盟(IGF)などに定款を意図的に伝えていなかったか▽同倶楽部が女性の正会員を認める改正に言及した上で、意図的に先送りしていたかどうか−−を焦点に関係者からの聞き取りや文書の提出を求めて調べてきた。

 報告書では、同倶楽部は招致委に定款を提出していたものの、招致委はコース設定などの技術的な仕様を重視しIGFに提出しなかったと認定。同倶楽部を視察したIGFはコース改修を条件につけたが、定款は特に求めなかったため選考過程の手続きは「瑕疵(かし)はなかった」と結論づけた。

 一方、IGFが会場に求める条件を記した仕様書には「人種、性別による差別がない」ことが明記されており、招致委は12年10月、同倶楽部に定款について「IGFやIOCから指摘された場合、改正を含む対応を検討して頂く必要がある」と文書で指摘した。

これに対して同倶楽部は翌日に「男子を削除し男女間の差別を撤廃する」と文書で回答した。

 このやり取りで、自発的に改正されると判断した招致委に対して、同倶楽部は「IGFなどに指摘されるまで」改善の必要性がないと受け取り、今年2月にIGF、大会組織委員会ら4者から要請を受けるまで改正を検討しなかった。改正が先送りされたことを報告書は、やり取りの「認識の相違」として、意図的ではないと判断した。

 また、報告書では東京五輪に向け「関係者が円滑な意思疎通を図って認識や情報を共有し、連携を一層密にすることは大会成功のために極めて重要」と問題提起した。

スポーツの規則と差別、伝統や風習に風潮。そして今は性差別に敏感な世の中になりその決まりと戦い始める。スポーツの選手は選ばれる事は当たり前ですが、選手じゃなくてもプレイする事に場所や人を選んでしまうスポーツはやはり考えてしまいますね。

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!