余命2年の意地

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プロレス界のレジェンド・藤波辰爾(63)の「デビュー45周年記念ツアー」大会が20日、東京・後楽園ホールで行われた。

 メーンの6人タッグマッチで、武藤敬司(54)、AKIRA(51)と組んで、藤波、長州力(65)、越中詩郎(58)組と対戦したのが、ベイダー(61)。昨年11月、交通事故に遭い、自身のツイッターでは、うっ血性心不全で医師から余命2年の宣告を受けたと公表していたが、この日のリングでは6人中、最も躍動した。

 「自分自身は問題ない。元気だ」と試合前に言い切っていたとおり、迫力満点のラリアットセカンドロープからのボディープレスと大暴れ。しかし、試合はAKIRAが藤波のドラゴン・スリーパーの前に敗れ、巨体を揺らして悔しがった。

 しかし、満員札止め2273人の観客が肝を冷やしたのは、試合後、藤波45周年のセレモニー中だった。始めこそお祝いに駆けつけた前田日明(58)らと、にこやかに握手をかわしていたベイダーだが、お祝いゲストの“真打ち”アントニオ猪木氏(74)のテーマ曲が場内にかかった瞬間、突然、リング上にあおむけにバッタリと倒れた。

 汗まみれの体で目をつぶったまま、動かず、場内は騒然となった。タッグ・パートナーのAKIRAが「おい、やばい、やばい」と言いながら、顔に水をかけると、やっと起きあがったベイダー。

 リングに上がった猪木氏が場内にお決まりの「元気ですか〜!」の掛け声を掛ける中、ゆっくりと控室へ。うっ血性心不全の持病を持つため、心配する取材陣に、ベイダー本人はノーコメントを貫いた。代わりに、この日の主役・藤波が「自力で控室に戻れたので、安心しました。久々の日本ということで、僕ら2人(藤波と長州)を見たら、自分が目立ってやろうという、そういうものが、ああいう形になったのでは…。とにかく張り切り過ぎたんでしょう」と話した。

最期まで生涯をプロとして貫き通す姿。確かにドキッとした瞬間でしたが、多分ベイダーが伝えたいのは病気の怖さでは無く、プロレスラーとしての生き様何だろうな・・・。カッコイイ!

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!