ゴルフの世界統一ルール改定へ

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世界のゴルフ規則を統括する英国ゴルフ協会(ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ=R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)が6日までに、プロ、アマを問わずルール改定に乗り出していることが分かった。“規則の近代化”を一つの柱としてゴルフの簡素化を目指し、プレーのスピードアップ、競技人口増加などにつなげたい意向だ。2019年1月1日の施行を目標に、2020年東京五輪でも適用される見込みだ。

 ゴルフのルールを統括するR&A、USGAが1984年以来という、大幅な規則改定に乗り出した。現在、ゴルフ規則は34条から成り立っているが、新提案書では24条に大幅削減。新ルールは2018年中にまとめ、2019年1月1日の施行が予定されていることが分かった。

 テーマは「規則の近代化」だ。プロ、アマ問わず初心者にも、分かりやすいルールを目指している。プレーのスピード化という狙いもある。主な例は−。

 〔1〕パッティンググリーン上の損傷の修理 現行ではボールマークや古い穴(カップ)の埋跡に限られていた修理が、スパイクマークや動物による損傷でも修理を無罰(現行2罰打)で行えるようになる。

 〔2〕バンカー内 小石や葉などを手で動かしたり、クラブで砂に触れると2罰打とされてきたが、新提案では無罰になる。ただし、球のすぐ近くでバンカーの状態をテストするようにクラブを地面につけることは現行どおり禁止。

 〔3〕紛失球の捜索時間 現行ではOBなどの際、球の捜索時間は5分とされてきたが、3分に短縮される。球が見つからない場合、打った地点に戻って1罰打を加えてから打ち直すことは変わらない。捜索時間を短くすることで、暫定球を打つケースが増え、結果的に時間短縮になることも見込んでいる。

 これらルールの簡素化を目指し、R&A、USGAでは初心者からも幅広く意見を聞くとしている。正式に改定されれば、日本国内ツアーでも施行され、20年東京五輪でも採用される可能性が大。新ルールへの適応もメダル奪取の鍵になる。

★打つ順番は「準備できた人から」

 昨年のリオデジャネイロ五輪で112年ぶりにゴルフ競技が復活した際、議論されたのは競技時間の短縮だった。今回の新提案書には競技のスピードアップを図るため「ピンから遠い人から打っていく」のが望ましいとされていたのを、ピンから遠い、近いに関係なく準備できたプレーヤーから打って問題なしとされている。

★協会HPでアンケート

 日本ゴルフ協会(JGA)のホームページでは、アンケートページが用意されている。プロ、アマを問わず、ルールに対して、感想や意見を書き込める。あなたの考えが新ルールに反映されるかも。

英国ゴルフ協会(ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ=R&A)

 「ゴルフの聖地」と呼ばれる英国のセントアンドルーズが拠点。1754年に創設され、USGAと共同してゴルフ規則などを策定。152のプロやアマ団体の同意を得て、140カ国で3600万人超のゴルファーのために活動している。

全米ゴルフ協会(USGA)

 1894年に創設され、米ニュージャージー州に本拠を置く。米国、米国準州やメキシコで活動し、2500万人のゴルファーと150のゴルフ協会に関わり、メジャーの「全米オープン」をはじめ16の国際大会を主催する。

ルール改定される事でちょっと敷居が高く感じるゴルフもより身近に感じられると思います。僕自身、ゴルフのルールは完璧に把握している訳でもありませんのでこれを機会にルールを覚えてオリンピックを盛り上がろうと思ます。

以上、今日の梶原吉広おススメニュースでした!!