まさかの静岡バスケ協会、会長を追放!?

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県バスケットボール協会をめぐる問題は、川村修会長が「追放」される事態になった。2日、鈴木勝副会長の呼びかけで静岡市内で臨時代議員会を開催。代議員全103人中26人が出席し、61人の委任状が提出された。全体の3分の2以上の議決権が集まったとし、会は成立。任意団体から一般社団法人へ移行するにあたり、川村会長と杉山明宏副会長を役員から外す人事案が、可決された。新会長には鈴木氏が選出された。
 終了後、会見した渡辺正和専務理事は「協会の公的な活動が阻害され、機能不全が続くため2人を選ばない方が良いと判断しました」と説明。定款が公証役場で承認されれば、10日をめどに登記を行う予定だ。
 会長追放劇の背景には、今年3月から続く協会内の分裂騒動がある。同月に開催された代議員会後、会長側は新法人への移行手続きについて「法令上の違反があり、無効」と訴え、事務局側と対立し始めた。9月9日の理事会には、会長に近い杉山氏が出席。協会の基金約5000万円について「一部の役員が公金を返還せずに築いた資金」とし、県や静岡市に返還する方針を示した会長名の宣言書を配布して退席した。その上で、川村氏は鈴木氏が、強硬に代議員会を開催するとし、9月21日付で静岡地裁沼津支部に臨時代議員開催禁止の仮処分を求める申し立てを行っていた。
 資金問題について、渡辺氏は「行政にお金を返す筋合いのものではないと思っています」とした。一方で詳細を問われると「つまびらかにできない責任を感じている」と話し、第三者を入れた特別調査委員会を設置する考えを示した。
 今回の臨時代議員会開催については、「再三の開催要請を川村会長が受け入れなかった。機能不全に陥っている状態を『事故』と見なした」とし、協会定款第8条の「会長に事故がある時は副会長が代行する」という規定を適用して鈴木副会長が招集した。
 会長側は「事故とは、病気などで職務を務められない時を指す。会長はそういう状態にはない」と反論。杉山氏は「招集権限のない方が開いた代議員会は無効。裁判をするだけです」と話している。

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