まだ終わってない。

今日の梶原吉広おススメニュースはこちら!
浅見と近藤が負けた…48キロ級リオ代表レース“共倒れ”/柔道
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/sanspo-jud1602070003.html

柔道・グランドスラム・パリ大会第1日(6日、パリ)女子48キロ級でリオデジャネイロ五輪代表候補の浅見八瑠奈(27)=コマツ=は、準決勝で3年前の世界女王ウランツェツェグ・ムンフバット(25)=モンゴル=に屈し、3位決定戦でも敗れ5位に終わった。優勝すれば五輪代表へ大きく前進できる状況だった近藤亜美(20)=三井住友海上=は初戦の2回戦でカザフスタン選手に一本負け。“共倒れ”で、代表争いは4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)へ持ち越された。

 絶好のチャンスを逃した。浅見の前に世界ランキング1位のムンフバットが立ちはだかった。2分すぎに体勢を崩された後の背負い投げで技ありを奪われると、その後の懸命の攻めも実らず、悔しそうに天を仰いだ。

 「チャンスをいただいているので大切に闘う。一番大事なのは自分自身との闘い」

 昨年末のGS東京大会決勝で近藤に一本負けし選考レースから後退。最大のライバルが初戦の2回戦で姿を消す波乱が起きる中、一気に巻き返す機会をものにすることができなかった。

 近藤との直接対決は過去1勝2敗。昨年12月に敗れてからは新しい技の習得に取り組み、ノートをつけるようになった。日本女子の南條充寿監督(43)は今大会前、「(パリは)代表選考を兼ねている。直接対決は重要視される。勝った方を使います」と明言。その結果がリオにつながるだけに、優勝を逃したダメージは大きい。

 かつて女子48キロ級といえば谷亮子という絶対的な存在がいたが、ロンドン五輪では表彰台を逃した。復権がかかるリオ五輪の開幕まであと半年と迫る中、日本が誇る“二枚看板”が共倒れした影響は計り知れない。

 決着は4月の全日本選抜体重別で−。最軽量級の代表争いは混迷を極めている。

浅見と近藤の代表選考

 代表は原則各階級につき1国1人。5月発表予定の世界ランキングで14位以内に入る必要がある。現在、浅見が7位で近藤が3位のため、2人とも圏内に残る可能性が大きい。

 ランク内に複数の選手がいる場合、それぞれの国に選択の判断は任されており、日本では独自に設けた国内ポイント制を指標とする。国内ポイントは大会成績や倒した相手の格によって数値を設定し、4月の全日本選抜体重別後に確定。ただ、このポイントだけではなく、将来性や経験も考慮される。

女子柔道の活躍を応援していきましょう。今回は負けてしまったけどまだチャンスはあります。頑張ってほしいですね。